LOVE SEED

『種が大切だって 言い続けようぜー!』
シールに書かれたこのフレーズの言わんとするところ… 

分かってくれる人はどれくらいいるのだろう。

伊勢丹新宿本店の野菜売り場には

固定種や在来種の野菜のみの販売を行っている

warmerwarmerさんのコーナーがある。

このシールは、そのwarmerwarmerさんで

販売している野菜につけられているものです。


種には、長年にわたり受け継がれてきた固定種・在来種といわれるものと、

異なる性質の種を人工的に掛け合わせて作ったF1(First Filial Generation)種と言われるものがあり、現在、流通している野菜や花のほとんどはF1種(一代雑種、一代交配種、ハイブリッド種)です。


F1種は、生産性を上げ、期待する性質を持つ品種を作ることができるという一方で、自家採種して栽培しても同じ品質の作物ができず、つまり子孫を残すことができないという特徴があります。

また、見栄えや規格が重視され品種の画一化が進んだことで、固定種や在来種のように個性を持った品種が失われていくことになってきているのです。


固定種・在来種であろうと、F1種であろうと、野菜売り場のお野菜たちは、

それぞれに農家さんたちの、関わる人たちの思いや情熱の結晶だと思います。

だから、F1種のお野菜を否定するものではありません。


だけど、昔から受け継がれてきた種たちが途絶えてしまうのは防ぎたい。


固定種や在来種の野菜を食べることを通して、美味しさを伝えることを通して

種を守り、次世代に繋いでいくことができたら嬉しく思います。



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