山形県の伝統作物ウコギ

ウコギというお野菜を皆さまはご存知ですか?

山形県の歴史ある伝統作物で、漢字では「五加木」と書きます。

私は今年初めてその存在を知ったお野菜でしたが、先日、運良く出会うことができました。

上の写真からも分かるように、野菜というよりは、樹木の新芽や若葉といったような感じですね。

そうなんです、ウコギは山菜のタラの木やコシアブラなどと同じウコギ科の落葉低木の新芽を

いただく伝統野菜です。


古くは中国から薬用としてもたらされたヒメコウギという品種で、トゲがあるため、

米沢藩の屋敷では江戸時代に防犯用として、また食用を兼ねた垣根として、

栽培が勧められたそうです。


今回購入したウコギ

生産者:山形県高畠町で農薬不使用で野菜を育てる渡部さんご夫妻

販売者:warmerwarmerさん、株式会社おきたま興農舎さん


初めての野菜はワクワクしますね。

お浸しと混ぜご飯にしていただきました。


ウコギとエノキタケのお浸し

さっと塩茹でしたウコギとエノキタケをお出しと醤油とみりんで和えて

白ごまを振っていただきました。


ウコギは食感はコシアブラのようですが、苦味はフキノトウと似ているなぁと感じました。

何ともいえない風味でとても美味しいです。


ウコギご飯

ウコギはさっと塩茹でして刻んでおきます。

酒と昆布を入れて炊いたご飯にウコギを混ぜていただきます。

鮮やかな色とほのかな苦味から新芽のパワーを感じました。


受け継がれてきた伝統作物と伝統の味を知ることができて

また一つ勉強になりました。


ごちそうさまでした。



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