種と野菜の勉強会&はじめましてのマイクロキュウリとホップ@青山ファーマーズマーケット

昨日(8/19)は、青山ファーマーズマーケットにて開催された

『美味しさは品種選びから。楽しい食事はタネから始まる!』というイベントに参加しました。

タイトルからしても、ものすごく興味深々!


まずは、農業と種苗店を福島県郡山市で長年され、「郡山ブランド野菜協議会」を立ち上げられた鈴木光一氏と、鈴木氏が栽培した野菜を使っている地元のフレンチレストラン「福ケッチアーノ(アルケッチアーノ奥田政行シェフの復興レストラン)」の元料理長中田智之氏によるお話を伺いました。


その中で、とても勉強になったのは、

出回っている野菜の9割以上を占めると言われているF1種の品種改良についてのお話。


F1種(一代交配種)とは、異なる性質を持つ固定種を交配させて作られた種ですが、

一体どのようにして交配させていくのか??

どのような基準で品種改良をするのか??疑問でした。


鈴木氏によると、例えば、病気に強い父親となる固定種と、味が美味しい母親となる固定種を掛け合わせて品種改良していくというようなことを、種苗メーカーのブリーダーさんが5.6年くらいかけて、ハウスのような密閉された場所で手作業で繰り返し、目標とする品種を作っていくそうです。


そして、その気になる”美味しい”という部分の判断は各ブリーダーさんに任されているとのこと。

つまり、品種改良された新品種は、各種苗メーカーのブリーダーさんの味覚やセンスによるということでした。


しかし、めざしている種(品種)が、種苗メーカー、農家、流通、消費者の間で違う時があり、

せっかく5、6年かけて品種改良して誕生した種も、例えば、美味しいけれど育てにくい品種は農家さんから敬遠され、消えてしまう場合もあるそうです。


私たち消費者(生活者)が求めることは、やはり、その野菜が安心安全で美味しくて体によいことなのだと思いますが、そのために昼夜努力されている農家さんや種苗メーカーさんに感謝ですね。


食材の元となる種。9割もの割合で占めるF1種についても、そして、固定種や在来種についても、もっと色々な角度から学びたいと改めて思いました。


お話のあとは、トウモロコシの試食タイム。

下の写真の左から、

今回東京初披露となる黄色の「とうぎみ丸」

黄色と白色のバイカラーの「ドルチェヘブン」

白色の「ホワイトレディ」の三種類を生食でいただきました。


どれも甘くてジューシーで美味〜!

食感や味が一番私好みだったのは、ドルチェヘブンでした。

食べ比べは楽しいですし、参加者の皆さんと談笑しながら話も弾みます。

美味しいものは、心を開き、人を幸せにする力がありますね。



そして、昨日は郡山ブランド野菜協議会さんのブースで初めて出会った野菜もありました。

下の写真、マイクロキュウリ、こちらは固定種だそうです。

以前、メキシカンサワーガーキンという名前で紹介されていて知った野菜ですが、

現物を見たのは初めてでした。

ミニトマトよりも小さなサイズで、可愛らしいフォルム、お味は酸味があるキュウリ。

昨晩は来客があり、この珍しい野菜をお出ししてとても盛り上がりました♪


もう一つは、ビールの原料のホップ。

ビールは大好きですが、ホップを見たのは初めてでした!

お部屋に飾ってもオシャレな感じです。


中田シェフから、天ぷらにすると美味しいですよと教えていただいたので、

フリッターにして、パルメザンチーズとソルティペッパーをかけていただきました!

ほのかに苦味があって、ふきのとうの天ぷらにちょっと似ていますね。

ビールのおつまみにも合います。とても美味しかったです!



青山ファーマーズマーケットでは、

今後もタネにまつわることをイベント形式で学ぶ機会があるようですよ。

皆さんも、ぜひ、種のこと、野菜のこと、一緒に楽しく学んでみませんか?

オススメです(^^)



0コメント

  • 1000 / 1000