種のシェアからの『トカド(十角)ヘチマ』との出会い


今年初めて『トカド(十角)ヘチマ』という野菜に出会いました。


今日は和え物にしてみました。

果肉を角切りにして、紫蘇の実、すりごま、醤油、酢、マヨネーズで和えるだけですが、

クセがなく柔らかな食感でサッパリと美味しくいただくことができました。

この皮は硬かったので器のように使いましたが、皮も柔らかければ食べられるようで、

炒め物や煮物などにすると果肉はトロリとした味わいになるそうです。


トカドヘチマの和え物


トカドヘチマ(十角糸瓜)

ウリ科ヘチマ属

東南アジアでは比較的ポピュラーな野菜として栽培されているそうです。

日本での栽培は沖縄と九州の一部。

皮には縦に10本角があることから、この名前がついたようです。


さてさて、実は、このトカドヘチマとの出会いにはちょっとしたストーリーがあるのです。


青山ファーマーズマーケットで展開している種をシェアする活動の今年春のイベントにお越し下さった方から、「種を蒔いたら見たことのないヘチマが育っています・・・」と連絡をいただいたのが夏の終わりころ。

イベントの際は『沖縄食用ヘチマ(サラダヘチマ)』という名前で種がシェアしてあったそうですが、育ったものはサラダヘチマとは見た目が違うようです、何か分かりますか?と。


はてさて、これは本当にヘチマなの? 食べても大丈夫なの?

ということで、その方も色んな方に尋ねたり、私自身も調べたりしてやっと、このヘチマがトカドヘチマだということ、食用にしても大丈夫だということが分かりました。


そして、先日、畑にお邪魔する機会があり、大豊作のトカドヘチマにご対面〜!

おぉ〜!すごいです‼︎


なんともユニークな形のトカドヘチマ。

大きいものは長さが50センチ近くありました。

硬くなると包丁の刃が立たないほどになるようです。


この日は、小さめサイズのを、集まった皆さんと一緒に試食。

あら〜生でいけちゃうね、美味しいね、ナスみたい、味噌つけたらどうぉ?

皆んなでワイワイ楽しい試食となりました。


畑で元気過ぎるほど広がっていたヘチマが、サラダヘチマではなかったけれど、

生でも美味しく食べられると分かって、ホッとしました〜


私もお土産にいただいて帰りました。

大きいのは種採りしてみようかなぁ、できるかな?!


そうそう、カットすると中はこんな感じです。

断面を見ると、角が1.2.3...

あれ?これは11個ありますね(笑)


初めて食べたトカドヘチマ。


大切に育ててくださったこと

成長の様子を共有してくださったこと

収穫や味わう機会もいただいたこと

そして、何より楽しんでくださったことに

心より感謝です。


美味しく楽しい思い出と共に、心に残る野菜となりました。

ごちそうさまでした!


Love Seeds & Vegetablesでは

楽しく学び、美味しく食べて

種ー野菜ー食をつないでいきたいと考えています。



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